東京アカデミー東京校
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こんにちは。公務員チューターの原川です。
3月に入り、総まとめの時期に入りました。
私は昨年のこの時期に、問題演習をしながら論文や時事の対策を並行して行っていました。
どの試験でも論文や時事は配点が高いため、多くの受験生が不安に思っているのではないでしょうか。
そこで今日は、私の論文対策をご紹介します。
1.論文の構成を覚える
論文で一番大切なことは構成です。私はどのテーマでも、5段落構成にすることを心がけていました。
1段落目:現状を簡潔に記す
2段落目;現状についての課題を挙げ、問題提起する
3段落目:問題提起に対する解決策を記す(1つめ)
4段落目:問題提起に対する解決策を記す(2つめ)
5段落目:まとめ
このように論文構成の型を作っておくと、論旨が明確になりやすいです。
2.論文のテーマを予測する
私は10題ほどの論文テーマを準備して臨みました。
本番に予想外のテーマが出題されたとしてもある程度知識を流用し対応できると思ったからです。
10題を選ぶにあたっては論文対策の先生と相談しながら決めました。
その中でも昨年出題されそうだと言われていたテーマは、「外国人観光客・住民の増加」「SDGsの社会に向けて」「8050問題」「児童虐待」「キャッシュレス化」「5Gの導入」などです。
「外国人観光客・住民の増加」は特別区と神奈川県庁、「キャッシュレス化」は国家一般職で出題されました。予想して準備しているのといないのとでは、天地の差です。択一試験と同じくらい気合を入れて対策しましょう。
3.テーマごとの基本的知識をまとめる
複数のテーマを予測したら、それぞれの基礎知識をまとめましょう。
論文試験に出題されるテーマは、近年社会問題になっているものが多いです。
なぜそれが問題になっているか、背景を考えてノートなどにまとめておきましょう。
知識を蓄えておくと、予想外のテーマにも柔軟に対応できることもあります。
4.テーマごとに書く内容を暗記する
テーマごとに実際に論文を書いてみて、論文対策の先生に添削を依頼しましょう。
東京アカデミーでは論文添削に回数制限はありません。
私は週に一本書くと決めて添削を依頼していました。
添削ではアドバイスや改善すべき点が具体的に示されているので、見違えるような論文になって返却されます。
論文を書いている時間がない!という人は、それぞれのテーマで、各段落にどういう趣旨を書くかだけでもまとめておくと良いでしょう。
論文試験は、本当に配点が高いです。
択一試験で9割近くとっても、論文で失敗すると足切りを食らうことがあります。
一次試験まで時間があるこの時期から、論文対策をはじめましょう。