東京アカデミー立川教室
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こんにちは!公務員試験の予備校=東京アカデミー立川校の福島です。
今日の1問!東京消防庁1類の過去問です。難易度は高いのですが、大学生でも難しいかな・・・。というより、ひらめき?だったり、ちょっとした機転だったりが正解を導けるかどうかのポイントです。
犬+猫=6、猫+鳥=7、犬+鳥=6のとき、象+蛇の値はどうなるか。最も適切なものを選びなさい。
1. 8
2. 9
3. 10
4. 11
5. 12
いわゆる「暗号」の問題になります。
与えられた3つの条件から、ある「法則」を見つけ出し、それを「象+蛇」に当てはめていくという問題です。
その「法則」を見つけることができるでしょうか?
考え方としては、動物であることに着目して、手足の数や尻尾の数を足したり・引いたりすることがまず考えられます。
しかし、どの条件をも充たすことができません。
次に、漢字の画数であったり、
平仮名にしてその画数を数えたり、
カタカナにしてその画数を数えたりする方もいると思います。
でも、やはり3つの条件を充たすことはできません。
さらに、
ローマ字に置き換えてみて、
母音の数や子音の数に着目する方もいることでしょう。
さらに勉強の進んだ方は、母音がAIUEOしかないことに着目し、
それぞれ1・2・3・4・5をあてはめることも考えると思います。
しかし、それでも正答は出てきません。
では、どのようにして解くのか?
それぞれの単語を英語に直してみましょう。
犬は「dog」ですよネ。猫は「cat」。
使われているアルファベットの数は3+3=「6」になります。
次の条件である「猫」は「cat」、鳥は「bird」。
同様に使われているアルファベットの数は、3+4=「7」になりますよネ。
しかし、ここで油断してはいけません。
最後の条件を見てみましょう。
「犬」は「dog」、鳥は「bird」で
足すと「7」になりますが、
問題文は「6」になっています・・・
「せっかくここまできたのに~」と試験本番では混乱してしまう受験生が多かったと聞きます。
では、この法則も違うのか?
しかし、もう一度、確認してみてください。
「使われているアルファベットの数は?」。
「d」「o」「g」「b」「i」「r」だけですよネ。
「d」が重なっているのです。
そうすると、3つめの条件もクリアできます。
では、問題の「象+蛇」は、「elephant」+「snake」となります。
重なっているのは、「e」「n」「a」の3つが重なり、
かつ「e」は3文字使用されていますので、
そこに気をつけながら重なる「e」「n」「a」を省いていきますと、
使用されているアルファベットは、
「e」「l」「p」「h」「a」「n」「t」「s」「k」となり、
「9」になります。
したがって、正解は「肢2」となります。
ここから分かります通り、
数学がデキルからといってこの問題が解けるというものではないことが分かります。
だからといって、
「難しくてできない」とあきらめる必要もありません。
いまできなくても、
判断推理は基本となる解法パターンをマスターしていけば、基本的な問題は解けるようになることができ、
得意科目にすることができます。
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