東京アカデミー難波教室
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こんにちは。東京アカデミー難波校の助産師学校受験講座担当です。今回は、助産師の卒業後の進路を簡単に掲載いたします。
助産師は養成施設を卒業後、病院や診療所、助産所、養成所、地方自治体、母子健康センターなどで活動しますが、施設内分娩が99%以上を占める今日、約87%もの助産師が病院か診療所に勤務しています。
助産師は助産所を開設することが可能なため少数ながら自ら施設の管理、ケア、分娩介助を行う助産師もいます。病院や施設内での出産が主流となり、助産師は減少傾向にありました。しかし、最近では、出産に主体的に取り組もうとする人が増え、助産師の役割も多様化し、重要性も増しているといえます。
また、助産介助はせずに、保健指導などを中心に地域で活動している助産師もいます。
助産師の勤務体系は、活動する場ごとに様々です。病院・診療所では医師をはじめとする医療チームによる周産期の対象者の援助が行われており、交代制のシフト勤務形態をとるため、ひとりの妊産婦に対する一貫したプライマリーケアを行うことが難しいのが現状です。
助産師は、活動の場は幅広く、将来的に見ても新たな分野への進出などが考えられ、新しい可能性が開かれている職業です。
産科医の不足により出産を扱う病院が減少している中、正常分娩であれば医師の立ち合いなしに出産を介助できる助産師に注目は集まっており、今後も需要が高まることが予測されます。
病院23,877人
診療所10,625人
助産所2,004人
養成所・研究機関1,501人
市区町村1,057人
保健所311人
社会福祉施設20人
事業所36人
その他165人
合計39,613人(2016年末現在)