東京アカデミー難波教室
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こんにちは。東京アカデミーの伊藤です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、いろいろな分野での活動が停滞し、先行きへの不安が広がっています。東京アカデミーの難波校にも、民間企業の就職が氷河期に入るであろうから、早めに公務員に進路を変えたいというような、高校生のお子様をお持ちの保護者様からのご相談が増えています。
そして、勤めていた会社の経営状態が悪化し、職を失うかもしれない・・・でも、年齢が高いので、今からでも受験できる公務員試験はないでしょうか・・・という、切実なご相談もございます。
すでに、ご承知されている方も多いかもしれませんが、通常の、現役高校生や新卒者、もしくは20歳前後の方を対象としている高卒程度公務員試験とは異なり、いわゆる「就職氷河期世代」と言われる方を対象とした、特別な採用試験が全国の自治体に広がりつつあります。就職氷河期世代、ロストジェネレーション世代と呼ばれたりしますが、バブル崩壊後から10年程度の間に就職した世代を指しています。
この就職氷河期世代の方を対象に、通常の公務員試験よりも、比較的、対策がしやすい筆記試験と論作文、面接などで、公務員への道を開こうという取り組みです。
総務省が全国の実施状況および予定をまとめてくださっています。まだ出願が間に合うものもありますので、世代的に合致する方は、ぜひ下記リンクご参照ください。
総務省:地方公共団体における就職氷河期世代支援を目的とした職員採用試験の実施状況
現時点では1次試験を4~5月に実施する自治体が多いようですが、氷河期世代採用を検討中の自治体も数多くあり、今後も秋口にかけて、いろいろな時期に試験が行われることが予想されます。
試験の形式は自治体によってもレベル差や出題科目の違いがありますが、基本的なところは、高卒程度の公務員試験対策で充足できるところが多いと予想されます。難波校の高卒程度公務員講座や講習会の受講が、お役に立てる可能性が高い試験です。
そして!
政府の「就職氷河期世代支援に関する行動計画2019」で予告されていた国家公務員の就職氷河期世代採用の統一試験(今年から3年間実施予定)の概要が人事院のホームページで公表されました(下記リンク参照)。
人事院:国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)の概要
正式な要項の発表は6月ですが、本年度採用試験の区分は事務・技術・刑務官・入国警備官、1次試験は11月29日(日)に基礎能力試験(高卒程度)と作文試験、2次試験は1月下旬に面接(人事院面接ではなく採用機関による面接/刑務官・入国警備官は身体検査・身体測定・体力検査も実施)です。
受験資格は、1966(昭和41)年4月2日~1986(昭和61)年4月1日に生まれた方です。
先行実施された内閣府と厚労省の就職氷河期世代採用試験では、厚労省の受験資格において「2019(令和元)年12月25日以前1年間に正規雇用労働者として雇用されていない者、かつ、2019(令和元)年12月25日以前5年間に正規雇用労働者としての雇用期間が通算1年以下の者」という条件がありました。
国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)の概要には、上記のような条件は記載されていませんが、念のため6月に公表される正式な要項を確認された方が良いかもしれません。
東京アカデミーでも当該試験を目指される方のために、様々な企画を検討中です。
まずは、お電話でも結構ですので、ご相談をお寄せください。状況を伺った上で、その方に合った対策法をアドバイスさせていただきます。
新型コロナウイルスの影響など、先行きの不透明感は強いですが、今できる行動、今あるチャンスを逃さないよう、難波校をご活用ください。