東京アカデミー東京校
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皆さんこんにちは。
東京校教採チューターの後藤です。
今回は、学校教育に今後大きな影響及ぼしていく社会情勢である、「Society5.0」について話ししていきたいと思います。
文部科学省の資料「Society 5.0 に向けた人材育成~社会が変わる、学びが変わる~ 」を参照しますと、
現在、世界は超スマート社会と呼ばれる時代に移行しつつあるとされています。
これまで、狩猟(1)➡農耕(2)➡工業(3)➡情報社会(4)という道のりで発展してきましたが、
今後はより一層AIやビックデータを活用する時代となり、急激な技術革新が発生していくことになると言われています。
そんなSociety5.0の世界では、学びのあり方が変革し、それに伴って求められる力が変化し、新たな社会をけん引する人材が求められています。
具体的には、
① 「公正に個別最適化された学び」を実現すること
② 基礎的読解力、数学的思考力、情報活用能力をすべての児童生徒が習得すること
③ 文理分断からの脱却をすること
以上三点が取り組むべき政策の方向性として取り上げられています。
これらを実現するためのプロジェクトとしていくつかの展開例が示されており、
例えば…
① 「公正に個別最適化された学び」を実現するには、
一人一人の能力や適性に応じてスタディ・ログ等を蓄積した学びのポートフォリオを活用するとされています。
② 「基礎的読解力、数学的思考、情報活用能力の習得」には、上記同様スタディ・ログの使用やポートフォリオ、
「情報」の大学入学共通テストの出題科目への追加検討をするとされています。
③ 「文理分断からの脱却」には、
リベラルアーツやSTEAM教育(science・technology・engineering・art・mathematics)の推進が唱えられています。
また、2018年6月に出された「第3期教育振興基本計画」においても、Society5.0に関する文言が出ており、
不断の学びの必要性を訴え、「可能性」や「チャンス」を重視し、「学びのセーフティネット」(学び直し)を唱えています。
さらに、各自治体の施策大綱などにもこの動きが反映されていることが散見されますので、
ご自身が受ける自治体と、Society5.0もしくはこの時代の中で必要となる人材に関する文言を是非ご確認ください。
(例:東京都は今後の情勢を鑑み、新たな価値を創造することができる人材を育成するとしています)
詳しくはこちらから ➡ 「Society 5.0 に向けた人材育成~社会が変わる、学びが変わる~」(引用元:文部科学省HP)