東京アカデミー仙台校
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国家試験担当の渡辺です🐶
国家試験対策の学習の進み具合はいかがでしょうか?
国家試験の学習はまず第一に前回(第109回)の試験の分析から始まります🍀
第109回国試の翌日2月17日に弊社では「講評」を発表しました。その骨子は「全体として難易度は昨年第108 回と同程度でした。このような出題傾向において合格を確実なものにするためには、過去問の勉強とキ-ワ-ドの丸暗記だけでは得点に結びつけることは難しく、やはり人体・疾病の基礎から看護につなげる学習が必要である」というものです。
この「講評」を裏付けるデ-タとして、実際に国家試験を受験した65,569 名の62%にあたる40,582 名から東京アカデミ-が独自に収集した採点結果の平均点は、必修問題は第108、第109 回とも「45 点」、一般状況は第108 回の「187 点」に対して第109 回が「183 点」とわずかに「4 点」の違いだけでした。また、(人体・疾病の基礎から看護につなげる学習)の重要さの点において、特に(人体)は第109 回の科目別正答率が53%と低く、第108 回も45%の正答率だったことを考え合わせると合否を左右する鍵を握る科目であることは疑いのないところでしょう。
また、「単なる丸暗記では通用しない」のは以前から言われていることで、ここ数年の傾向でもあります。そこには、疾患だけで括ってしまうのではなく、生きている人間としての患者さんを見る眼を養い、臨床現場においても自分の頭で考えることが求められることが国家試験問題にも反映されていると思います。
では、今後もこのような出題傾向が続くであろう国家試験に向けて、どのような学習が効果的なのでしょうか。先ずは(人体)の理解が第一です。体の構造がわかっていないと患者さんのことも理解できないし、だからと言ってバラバラに臓器の機能を覚えていても、その位置関係や臓器同士がどう影響し合っているのかわからないようでは臨床現場では使えない知識になってしまいます。その知識を身に付け、看護とつなげることが最も重要な国試対策です。人体の構造と機能をイメ-ジしながら、学校の授業や実習に臨み、特に実習では、疾患を通して患者さんの解剖生理を考える「実習と連動した国試対策」が大切であることを知り、日々実践していくことが第110 回国家試験合格に結実することになるでしょう。
今後も第109回分析をお伝えします。
東京アカデミー仙台校 渡辺でした。
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