東京アカデミー秋田校
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皆さんこんにちは、東京アカデミー秋田校の佐藤です。
前回に引き続き、秋田県教員採用試験傾向解説コラムの第3弾をお届けします。
まずは前回までの話の内容をおさらいしましょう。
①秋田県教職教養は平均得点率が50%前後と、全国的にも難易度が高い
②「複数選択式問題」の出題が多いため、より正確な知識が求められる
③平均+5~10点の「合格点」を意識する
どの試験でも共通したことですが、秋田県試験でも「基本事項を確実に正答する」
ことが合格においては一番の重要事項です。
今回は、秋田県教職教養試験に向けた、「対策のポイント」についてご案内します!
1.秋田県の出題傾向を押さえよう!
教員採用試験は、自治体によって試験の出題パターンに大きな開きがあります。
教職教養でも「教育原理・教育法規のみ出題される自治体」「教育原理・教育法規・教育心理・教育史
からまんべんなく出題される自治体」とその出題パターンは実に様々です。
まずは、志望自治体の出題パターンを把握し、「どの科目を優先的に学習すればよいか」を確認しましょう!
秋田県の過去4年間の分野別配点は以下の通りです。
分野別配点 |
原理・時事 |
法規 |
心理 |
教育史 |
ご当地 |
2019年実施 |
25 |
15 |
15 |
20 |
25 |
2018年実施 |
32 |
21 |
12 |
17 |
18 |
2017年実施 |
30 |
21 |
12 |
16 |
21 |
2016年実施 |
33 |
26 |
12 |
8 |
21 |
上の表から、「秋田県は教職教養各科目がまんべんなく出題される」自治体であることが分かります。
さらに各科目ごとの出題状況をみると、「原理・時事」「ご当地問題」の出題割合が合わせて5割と、
他の科目に比べて重要度が高いことも見て取れます。
勿論、受験年度によって出題数にばらつきはありますが、過去の傾向を踏まえ
「原理・時事」「ご当地問題」の分野で得点を伸ばしておくことが
合格を掴む上でのポイントになる、と意識しておきましょう!
なお、2019年夏試験での各分野の出題内容は以下の通りです。
【分野別出題内容】
教育原理・時事
「障害児教育」と「生徒指導提要」からの出題が見られた。また、新学習指導要領および関連した中教審答申からも出題されており、最新の教育時事を押さえておく必要がある。
教育法規
「教育基本法」といった基本法規や「学校教育法施行規則」などの学校教育に関する法規、「地方公務員法」といった
教職員の法規からの出題が見られ、基本法規の把握が重要となっている。
教育心理・教育史
例年同様概ね基本的な分野・内容に留まっているが、一部難問が見られた。
出題数は多くないが、平均得点率が6割前後の問題が多いため、この分野をいかに得点源とできるかが重要となってくる。
ご当地問題
募集要項にも明記されている「学校教育の指針」からの出題のほか、「秋田県特別支援教育校内支援体制ガイドライン」
からも出題が見られ、教育委員会策定資料が主の出題であった。
過去問を解くことが傾向把握の一番の近道!秋田県庁では過去2年分の試験問題を開示しておりますので、
勉強の糸口に困る方はまずは過去問に手をつけてみてくださいね。
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