東京アカデミー大阪校
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教員採用試験の本試験日が近づく中、皆さん勉強の調子はいかがでしょうか?
今回は、教員採用試験に出題されやすいポイントの解説&1問出題をするシリーズ、教育原理の分野です。
教育原理分野は教職教養の中でも、最も範囲が広く教養試験でも出題が多くなりやすい分野です。今回はその中でも重要で、教育時事にも繋がりやすい人権教育の分野を取り上げます。
人権教育といえば、教員採用試験に関して調べていくと、誰しもが一度は耳にする単語だと思います。その中でも教員採用試験では、『人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]』というものがよく出題されています。
『人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]』では、人権を「人が生まれながらに持っている必要不可欠な様々な権利」とし、相手が誰であれ、人権を侵害することは決して許されることではなく、誰であれ、他の人の尊厳や価値を尊重し、それを侵害してはならないという義務と責任とを負うことを意味するとしている。
では、ここで実際の『人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]』の一部を抜粋して、穴抜きで載せますので、あてはまる言葉を頭に浮かべてください。
第1章 1.(3)人権感覚とは
人権感覚とは、人権の価値やその重要性にかんがみ、人権が擁護され、実現されている状態を感知して、これを( )と感じ、反対に、これが侵害されている状態を感知して、それを( )とするような、( )な感覚である。
皆さん、解答は浮かびましたでしょうか?
『人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]』は、過去にも今回の問いのような形で穴抜きにする、または違う章を選択式で正しい内容を選ぶ問題として取り上げて出題がされています。
昨年度だけでも、滋賀県・京都府・神戸市といった近畿地方の各自治体、愛知県、岡山県・市、福岡県下・熊本市・鹿児島県の九州地方の自治体で出題がされております。さらに、一昨年度でも、島根県・岡山県・高知県など他にも多くの自治体で出題がされている、重要な範囲です。
なお、今回の問いの解答につきましては、東京アカデミーの教育答申資料集369ページに掲載されております。
皆さん、これを機にしっかりとこのポイントを押さえておきましょう!