東京アカデミー難波教室
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実習がこれから始まる学校がほとんどだと思います。基礎看護学は必修問題でも重要な項目で、その中でも看護技術は図が出題されることも多く、実習で学んだことが役立ちます。特に検査関連は、実習での経験が生きることが多いです。また、手法を行う根拠も問われることが多くなってきました。例えば、体液と同じ濃度である褥瘡の創部洗浄では吸収しないように生理的食塩水を使用します。第101回必修問題で出題されました。
実習を通してどうしてこのようにするのだろうと疑問に思うことは重要です。第104回の必修問題では生理的食塩水の濃度0.9%を問う問題が出題されました。実習で実際に体験したことが国家試験で出題されています。国家試験は実習とつながっています。基礎看護学の過去問を最優先に解いて、実習に臨むと、国家試験と実習のつながりがよくわかります。
また、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ちと回復の促進」は、8月までにマスターしましょう。たとえば解剖生理学で腎臓を学習したら、成人看護学の腎疾患の過去問を解いてください。これによって解剖生理学の知識と成人看護学の知識がつながり、理解が深まります。成人看護学は範囲も広く、すべての範囲を学習するには大変です。「人体の構造と機能と疾病の成り立ち」を学習しつつ、少しずつ「成人看護学」を学習しておくと、秋以降の勉強が楽になります。