東京アカデミー神戸校
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科目の優先度を確認した次は、勉強順序も考えてみましょう。
繰り返しになりますが、公務員試験は科目数が多いので、どの科目から手を付けるかも重要です。
限られた時間の中で効率よく勉強を進めましょう。
優先順位:憲法→民法→行政法→その他
憲法は、どの専門試験でも出題され、法律科目を通しての基礎的な知識を得ることができる科目です。判例問題については具体例と覚える必要があり、頭に残りやすく忘れにくいです。
民法は、国家と特別区で2科目(10題)として扱われ、得点源になりやすいです。
さらに民法は私法の一般法であるため、行政法を学ぶ上で民法の知見が必要です。
優先順位:ミクロ経済学→マクロ経済学→財政学→その他
ミクロ経済学は、経済を「ミクロ=細かい」視点で一般の消費者や企業、政府の経済活動を分析します。
マクロ経済学は、経済を「マクロ=大きい」視点で企業や政府の経済活動を分析します。
つまり、まずミクロで経済学的な考えを学んだ上で、マクロの視野の大きな学問に進みます。マクロを学ぶ上で、ミクロ的な理論を知っておくことが前提となります。
そして、財政学はミクロ・マクロで学ぶ論点を深く掘り下げる分野であり、経済原論の延長ともいえるので、2科目の後に学ぶと効率がいいです。
優先順位:政治学→行政学→社会政策・国際関係など
政治学はその他専門科目の中で最も多く試験で出題されるので、捨て科目にしないようにしましょう。また、教養試験の社会科学や時事さらに専門科目の行政学や社会学、政治学とリンクする分野です。
そして、行政学は政治学と関係が深い科目ですので、政治学の次、もしくは同時に進めていくといいでしょう。
社会政策と国際関係は、行政学・政治学と比較し出題数が少ないため、後に続きます。しかし、時事とも関連があるので、得意と思われる方や時事に力を入れる方は、行政学、政治学の後に並行して学習を進めるといいですね。