東京アカデミー立川教室
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こんにちは。東京アカデミーの公務員担当です!
今日は、公務員受験対策として“知識量を増やすことのメリット”について書いていきます。
知識量を増やすこと(=知識量が増えること)のメリットですが、当たり前の話として、知識を増やすことは合格に繋がります。それ以外のメリットもあります。それが、“勉強がおもしろく感じられる”ことです。
勉強はたいてい無味乾燥なものですが、それをおもしろくできるかどうかは、その分野に興味・関心を持つことにかかっています。
しかし全くわからないものに興味・関心を持つことはできませんから、先に多少でも勉強して、知識をつけることが大切です。
「政治」や「経済」などの勉強をすると、普段何気なく見ているニュースにも興味を感じるようになるのと同じですね。
また、「Google Earth」で縁もゆかりもない場所を見てみると、当然知らないところなのでおもしろくありません。しかし、自分の家の近所、知っている(けど行ったことがない)所なんかをGoogle Earthで見るとおもしろく感じられます。
「あぁ、あの場所は上空から見るとこんな感じなんだ」、「あの有名なピラミッドの周りってこんな感じなのね」と、ある程度知っていることについて新しい情報が得られると、興味を抱く。つまり、知識が増えると、興味も増す。そして、より深く学びたくなる。ということになるのです。
例えば、中国の西安市。ここは隋・唐の時代まで中国の都だった「長安」です。
Google Earthで上空から見ると、京都のような碁盤の目の街並みがわかりますね。
隋や唐は世界史にも登場しますが、日本史で登場するときに一番大切なのは遣唐使・遣唐使です。
飛鳥時代(遣隋使の始まり)から奈良時代を経て、平安時代(遣唐使の終わり)まで、大勢の日本の官僚や留学生が船で唐に渡り、政治や仏教について勉強しました。
そして長安(西安)を見た官僚・留学生たちが、「日本の都もこんな感じで発展させよう!」と考えたので、遣隋使より後に作られた日本の都は長安(西安)と同じ碁盤の目状になりました。
多くの都はその後に荒廃して遺跡になってしまいましたが、平安京だけは「京都」と名前を変えて現存しています。
そういうわけで、西安と京都は同じ「碁盤の目」なんですが、こういったことは知って、興味を持って調べてみないと中々わかりません。
「平安京」という名前も、長安にならって命名されたそうです。
このように、歴史や地理についての知識を持っていれば、普通見過ごしてしまうものでも見えるようになります。
そうなると、さらに深く歴史や地理を学びたいと思うようになるでしょう。このように、興味と知識は、連鎖的に広がっていくということが多くあります。
勉強は知識量が十分でない状態ではおもしろくありません。しかし、このような連鎖を広げてゆけば、段々と知ることの喜びを感じられるようになり、集中して勉強に取り組めるようになっていくでしょう。
これこそが、“知識量を増やすことのメリット”といえます。
知識量が増えてくるまではぐっと堪えて継続的に勉強しましょう!
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