東京アカデミー京都校
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こんにちは、東京アカデミー京都校公務員担当です。
さて今回は、公務員試験の中から『適性試験』についてお伝えします。
『適性試験』とは、主に事務職の試験で実施される『事務適性試験』のことを指します。
【目的】
国家一般職(高卒事務)や税務職員、地方公務員(事務系)の業務の一つに、文書の記録、集計、照合、分類、整理などがあり、これらの業務を正確に速く行うことができるかという職務的な適性をみるために行う。基準点に達しなければ、教養試験の点数が高くても不合格となってしまう試験がある。
【内容】
問題には①計算、②照合、➂置換、④分類、⑤図形把握の5パターンがあり、そのうち3パターンが10題ずつ4回繰り返されるスパイラル形式で出題される。近年は、複数のパターンを組み合わせた問題もみられる。
【国家公務員一般職(高卒者事務)の場合】 出題数:120問、3パターン各10題×4、時間:15分
【評価】
適性試験は、正答数がそのまま得点とはならずに、誤答数も採点される減点法がとられ、得点は正答数から誤答数を引いたものになる。また、途中とばして解答すると、その分も誤答扱いとなってしまう。(得点=正答数-誤答数)
(例)100題解答して、正答数90題の場合、90-10=80で、得点は80点となる。
※適性試験と適性検査のちがい
今回紹介した適性試験は事務適性をみるための試験です。一部の事務職や警察官・消防官の2次試験等で実施されている適性検査は、YG検査・クレペリン検査・ロールシャッハ等の性格検査です。事務適性試験のように繰り返しの練習は必要ありませんが、どのような検査内容なのかは理解しておく必要があります。