東京アカデミー東京校
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こんにちは。東京校の公務員担当です。
本日は、適性検査についてお話いたします。
公務員試験では、筆記試験や面接試験以外に「適性検査」を行う自治体があります。
適性検査では、性格を含め公務員としての適性を判断されます。事前の準備をするというよりは、適性検査の目的と実施方法について理解をしておけば対応ができます。
適性検査の中には様々な種類がありますが、今回は代表的な「クレペリン検査」と「YG性格検査」についてご紹介いたします。
関東圏内では、警視庁や神奈川県警、埼玉県警、千葉県警等、多くの警察官の試験で用いられています。
【実施形式】
横長の用紙に縦15行程度、横1行100個以上の数字が並んでおり、隣同士に並んだ1桁の数字を時間内に足していく。実施時間は1時間程度。
【実施方法】
1) 試験官の「始め!」の合図とともに、左側から順に隣同士に並んだ1桁の数字を時間内に足して、その合計の1の位の数字を、数字と数字の間に記入していく。
2) 1分ごとに「次!」と指示が出るので、その指示と同時に次の行へ移る。
3) 15分で前半が終了し、5分休憩後、後半15分を行う。
【検査の目的】
この検査は、計算能力を見る検査ではなく、連続加算の結果から能力面の特徴と性格・行動の特徴を判定しようとするものです。具体的には、決まった時間の中での作業能力の変化を見ることにより、持久性や集中力、安定性を判定します。
こちらの検査も、関東圏内では警視庁や神奈川県警、千葉県警等で実施されています。
【実施形式・実施方法】
性格や行動に関する質問が120問程度あり、これについて「はい」、「いいえ」、「どちらでもない」の3つで回答していく。実施時間は30程度。
【検査の目的】
社会適応力、情緒的安定、主導性など、性格性向の特性をみる検査です。全体的な傾向から大きく分けて5つのタイプ(平均型・不安定積極型・安定消極型・安定積極型・不安定消極型)に分類されます。
適性検査は、受検者の公務員としての適性をみる検査です。標準的な資質の有無を持っているかどうかを見極めることが目的であるため、極端な結果でない限り、合否に対する影響はさほど大きくないと考えてよいでしょう。ただし、試験である以上、精一杯取り組む姿勢は忘れないようにしましょう!
次回のブログは、個人面接対策(外見の重要性)についてです。