東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは!チューターのOです。
今回は、「国家公務員一般職(行政)」の採用試験について書いていきたいと思います。
国家一般職の採用試験は、1次試験(筆記試験)→1次試験合格発表→官庁訪問→2次試験(人事院の面接試験)→最終合格発表→各省庁の採用内定という流れで行われます。
(2019年度試験の場合)
みなさんご存じかもしれませんが、私が受験した2019年度の国家公務員採用試験は昨年度までの採用試験の流れに変更点がありました。
2018年度の国家一般職の採用試験は、1次試験(筆記試験)→1次試験合格発表→2次試験(人事院の面接試験)→最終合格発表→官庁訪問→各省庁の採用内定という流れでした。みてもらうとわかるように、2019年度以降の採用試験では官庁訪問が1次試験合格発表後、つまり2次試験前(人事院の面接試験)、最終合格発表前におこなわれることになったのです。つまり、1次試験に合格したらすぐに各省庁で行われる官庁訪問に参加しなければならないことになりました。
ところで官庁訪問とはどういうものなのか疑問に思った方もいるとおもいますので、簡単に説明したいと思います。簡単に言えば官庁訪問=各省庁への自己アピール、働きたいという意思を伝える売り込みの場だと考えてもらっていいと思います。
官庁訪問とは、1次試験合格者が採用予定官庁を訪問し、業務説明や面接などを受けるものです。面接等を通じて、志望する官庁と訪問者との間でマッチングが行われます。内々定解禁は二次試験後の最終合格発表日以降となっており、第1次試験合格者発表後の官庁訪問の時点では内々定を決定するための面接ではなく、最終合格を条件とした内々定者の絞り込みに向けた面接などが行われます。
私がここで皆さんに知っておいて欲しいのは、官庁訪問の重要さです。
訪問といっても当日、個別に面接を行う官庁も多く、わたし自身も実際に面接を受けました。官庁訪問の時点で各官庁はある程度、採用予定者を絞り込み、最終合格者が発表された後に、絞り込んでいたなかから採用予定者を決定し、内々定者を決定するのです。ですから、1次試験合格後すぐに官庁訪問をせずに、最終合格発表の後に官庁訪問=各省庁に働きたいという意思を伝えても、その時点ではもう遅いということもありかねません。
最終的に働くのは、各官庁なので、いくら人事院の試験でいくら最終合格したからといっても、各官庁から内定を得ることができなければ、国家公務員として働くことができません。ここからも官庁訪問の重要さが伝わるのではないでしょうか。
ですから、一次試験合格後の官庁訪問をスムーズに行うためにも、ある程度自分が働きたい官庁を絞り込み、情報収集を行っておく必要があります。官庁訪問は、1次合格者が発表されてからすぐに始まるので、ここから情報収集を行っても間に合いません。ここで役立つのが東京アカデミーで開催される官庁・自治体説明会です。官庁・自治体説明会では、12月頃から東京アカデミーに各官庁の人事の方が来られて業務内容などを説明してくださいます。私自身も、初めは地方公務員として働きたいと考えていましたが、とりあえず話だけは聞いておこうと、この官庁・自治体説明会には毎回参加するようにし、パンフレットを参照したり、気付いたことをメモしたりしていました。ここに参加したことで、国家公務員の様々な官庁の魅力を知ることができ、最終的には私が地方公務員ではなく、国家公務員を目指すきっかけにもなりました。
ですからみなさんもぜひ、国家公務員を志望している、していないに関わらず、官庁・自治体説明会にはなるべく多く、参加しておくことをおすすめします。ちなみに、この官庁・自治体説明会は、通学部生であれば予約も不要で、参加料も定員制限もないので、気軽に参加できる点からもおすすめです!!!
長々と説明しましたが、国家公務員試験については少し複雑なことが多く、分かりにくい点も多いと思います。私自身も1人では分からないことがばかりで、事務局の方に大変お世話になり、なんとか乗り越えることができました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。