東京アカデミー福岡校
ブログ
みなさん、こんにちは。
東京アカデミー福岡校の渡辺です。
今回は、本年度の福岡県・福岡市の教員採用試験における最新教育時事の出題についてお伝え致します。
★令和3年度 福岡県・市教養試験
№8 「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」(令和元年6月文科省)の一部抜粋部分の穴埋めが出題されました。これは、新時代に求められる教育の在り方や、教育現場でICT環境を基盤とした先端技術や教育ビッグデータの活用について整理するとともに、今後の取組方策が取りまとめられています。本年度はAIの活用についての穴埋めでしたが、新型コロナ感染防止のための教育形態の変化やオンライン教育の推進と共に、今後の出題も予想される分野であると言えるでしょう。
№9「令和元年度版 環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」(環境省)の一部抜粋部分の穴埋めが出題されました。これは、福岡県・市では定番の問題であり、環境白書からは毎年出題されています。本年度は、近年の気温上昇、大雨における農作物や生物への影響、またプラごみの問題など、タイムリーな時事から出題されました。環境問題に対する話題は要チェックです。
№16「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月文科省初等中等教育局長)「2 学校等の取組の充実」「(3)不登校児童生徒に対する効果的な支援の充実」についての正誤の組合せが出題されました。不登校やいじめ、体罰など教育現場が抱える問題については頻出です。最新の通知を把握し、その支援や対応についてしっかりと理解しておくことが必要です。
上記は筆記試験での出題でしたが、面接試験においても最新教育時事を踏まえた回答が重要です。直接的に問われることはなくても、最新の答申・報告・通知を理解して回答しなければいけません。
★令和3年度 福岡県・市面接試験
①いじめに関する質問
・いじめをしない、させないために取り組んでいること ・いじめを発見するために行っていること ・見えないいじめに対して早期に発見するためにはどうするか
→いじめに関する対応です。「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」(平成29年3月文科省)、「いじめの防止等のための基本的な方針」(平成29年3月文科省)の理解や、SNS上のいじめについては、「SNS等を活用した相談体制の構築に関する当面の考え(最終報告)」(平成30年いじめ防止対策協議会)等の理解が必要です。
②不登校に関する質問
・不登校児童にどのような対応をするか ・不登校児童に対する支援はどのようにするか
→不登校児童については、筆記試験でも出題されたように、「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月文科省)を理解し、児童生徒の主体性と社会的自立を支援していくことがポイントです。
③働き方改革についての質問
・働き方改革について、自身で工夫していることはあるか
→「学校における働き方改革に関する取組の徹底について(通知)」(平成31年3月文科省)ではガイドラインに基づく取組の徹底や文科省、教育委員会、学校での取組を包括的に示されています。
以上のように、最新教育時事を理解することは、筆記試験対策として有効のみならず、面接の回答においても内容に厚みを持たせることができます。
これは、教員採用試験を受験される皆さんが、膨大な量の答申や通知を読み、採用試験に出題される情報を取捨選択して理解するには、時間がかかります。また、大学で教育課程を専攻される大学生や、学校現場で勤務される臨時採用教員の方々にも大きな負担となります。
東京アカデミーの教員採用試験対策講座では、筆記試験対策や人物試験対策において最新教育時事を取り入れた講義を展開しています。教員採用試験対策予備校ならではの効率的なカリキュラムで学習することで、最大の効果を得ることができます。
2021年度採用試験対策は11月スタートです。開講前に、無料イベント「傾向分析会」も実施致します(オンラインでも実施)。ぜひ専門予備校の情報力と合格力を肌で感じてみてください。
傾向分析会の詳細は、こちらをご確認ください。
通学部詳細は、東京アカデミー福岡校HPをご確認ください。
合格目指して、この秋からスタートしましょう!