東京アカデミー難波教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー難波校の教員採用試験対策の担当です。
来年夏を受験される方にまずしていただきたいことは志望自治体の試験を振り返ることです。
そこで、今月は、2020年夏に実施された奈良県、和歌山県、大阪府・豊能地区・大阪市・堺市の教員採用試験についてご紹介させていただきます。
奈良県の2020年夏実施の教員採用試験の内容をおさらいしておきましょう。
・問題数:30問
・試験時間:45分
・出題科目:教育原理・教育法規・教育心理・教育史
・出題科目ごとの内訳;教育原理19問、教育法規5問、教育心理4問、教育史2問
まず、注目してほしいところは試験時間と問題数です。
30問を45分で解くので、1問あたり1.5分=90秒です。暗記するだけで解ける問題もあれば、資料を読んだうえで解く問題もあります。
例年、時間が足りなかった、問題数を多く感じたという感想を聞きます。本試験直前期は1問にかける時間が少ないことを念頭に置いて試験勉強に取り組んでください。
次に、注目してほしいところは出題科目です。
奈良県は教育に関する科目からしか出題されません。以前は社会時事(実施年の時事ニュース)からも3問出題されていましたが、近年はあまり目立ちません。2020年夏実施の「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)(平成31年1月25日)(中央教育審議会)」から「経済開発協力機構の英文字」について正誤問題が出題されておりましたが、わざわざ対策するようなものではありません。答申に目を通しておけば解ける問題です。
こちらの答申については、答申本文・概要を掲載しておきます。目を通しておいてください。
最後に、注目してほしいところは出題科目ごとの内訳です。
奈良県の出題内訳のほとんどは教育原理で構成されています。そのため、教育原理に苦手意識を感じたり、わからないところを放置したりしてしまうと当然のことながら点数にはつながりません。
奈良県の教育原理は奥が深く、基礎知識だけでは補えない独特な性質を持っています。また文部科学省の通知や中央教育審議会の答申から出題されます。しっかりとこの知識を押さえておいてください。
次回以降は、奈良県の各科目で出題されやすい分野、内容、取り扱われている資料についてご紹介いたします。
それでは、また次回お会いしましょう。