東京アカデミー池袋校
ブログ
こんにちは。東京アカデミーの公務員担当です。
昨日に続き、8/9に実施されました「2020年度 東京消防庁Ⅰ類試験」において得点源となる重要科目「自然科学分野」を池袋校の東京消防庁Ⅰ類コースにて長年自然科学を担当しております講師が分析をいたしました。2020年試験を踏まえて、来年度に向けて取り組むべき対策まで見えてきました。
----------------------------------------
今年の自然科学については、昨年の反動もあってか、かなり難しいレベルでした。
実際に東京アカデミーとしては、本試験当日に精鋭講師が集結し翌日に控える解答速報会のために、東京アカデミーとして、どこよりもいち早く正答出しを行ったのですが、この自然科学においては、講師間でも正答が割れるシーンがあり苦戦したくらいです。その苦戦の甲斐があり、後日発表された東京消防庁の正答と自然科学分野は全問一致に至りました。
その正答に基づき2020年度試験を分析していきます。
まず<数学>です。
出題範囲は大半が数学Ⅰ・数学Aの単元からで、その他は数列などに限られています。レベルは基礎から標準程度までで、よく学習する内容です。よって対策としては、これらの単元について、幅広く徹底的に勉強することが極めて重要になります。
次に、その他の科目(物理・化学・生物)です。
<物理・化学>については、
1題が計算問題になることが多く、残りが知識を問う問題というのが平均的な形です。
また<生物>は、
すべて知識を問う問題となります。レベルについては全体的に難易度の差が大きく、平易な内容の穴埋め型の問題もあれば、やや細かい内容の正誤判定の問題も見られます。
科目を分けて出題の単元を挙げると、物理では、他の試験と比べて「波動」に関する出題が多く、化学の計算では「化学反応式」に関係する内容が中心で、その他「金属」に関する出題が多くみられています。一方、生物では、全体的に出題がみられ、一般的には出題頻度の低い「生態系」などからの出題も見られます。対策としては、(物理や化学は計算問題の出題が多いと思われがちですが)知識分野をまず充実させていくとよいと思います。
----------------------------------------
以上となります。前述でもお伝えしました通り、この自然科学は、東京消防庁Ⅰ類試験を目指す方にとっては合格に欠かせない重要科目となります。苦手意識がある方も、上記を踏まえて秋以降の学習指針にお役立てください。池袋校限定!東京消防庁Ⅰ類コースの詳細はこちらをご参照ください。次回(9/13)のブログは、「東京消防庁研究その1」です。ご期待ください。