東京アカデミー難波教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー難波校の教員採用試験対策の担当です。
前回のブログでは、奈良県の2020年夏実施の教員採用試験について振り返っていきました。今回は、その中でも教育原理について取り扱われた分野、内容、資料についてお話していきます。
過去3年間の出題数
2020年実施(2020年6月27日)…19問
2019年実施(2019年7月6日)…19問
2018年実施(2018年7月7日)…16問
教育原理に関する過去3年間の出題数ですが、2018年実施より3問多い19問で定着しているようです。30問中19問(全体の63%)を教育原理が占めています。
これより、奈良県を本命に考えている人にとっては教育原理の対策なくして1次試験の突破が困難であることを意味しています。
それでは次に、取り扱われている分野について確認していきましょう。
過去3年間で連続して出題されている分野
教育時事:20/54 (20年実施6/19、19年実施7/19、18年実施7/16)
学習指導要領:10/54 (20年実施5/19、19年実施2/19、18年3/16)
生徒指導:7/54 (20年実施2/19、19年実施2/19、18年3/16)
学校と学級の運営:6/54 (20年実施1/19、19年実施4/19、18年1/16)
特別支援教育:4/54 (20年実施1/19、19年実施1/19、18年2/16)
また、奈良県の試験の中で、近年連続で取り扱われている資料は
「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)(平成31年1月25日)(中央教育審議会)」
「小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(平成31年3月) 文部科学省」
になります。生徒指導提要も毎年出題されているのでチェックしておきましょう。
奈良県教育委員会では、学校の業務改善に関する推進方策に関することや学校における働き方改革に係る課題や取組について意見交換をしているそうです。奈良県教育委員会が昨今どのような課題を抱えているか、解決しようとしているかを考えていくと来年の試験でどんな資料や答申が扱われるか予想できるかもしれません。
次回は、奈良県の教育法規で出題されやすい分野、内容、取り扱われている資料についてご紹介いたします。
それでは、また次回お会いしましょう。