東京アカデミー広島校
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教員採用試験受験生の皆さん、こんにちは。
今夏の令和3年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験は教職教養、グループワーク試験、実技試験が中止となりました。
東京アカデミー広島校にも受講生からの報告が続々と入ってきています。
面接試験では例年の2次試験と同じような質問が多くみられた一方、直前に文部科学省から発表された通知、資料など最新教育時事からも問われています。
例えば、
・新型コロナウイルスの影響で児童生徒に最も影響を及ぼしていることは何だと思うか?
・リモート授業を実践したか、今後リモート授業はできそうか?
・コロナ禍においてどのような国際交流ができるか、対面に比べリモートではどのような点が不利になるか?
など、話の展開から直近の話題になりがちです。
採用試験は、例えば授業中マスクを着用すべきか否かといったことでさえ、単にこうあるべきと私見だけを述べる場ではありません。
下記の発表資料は感染拡大対策と学校運営のバランスを鑑みて文科省から示された公式なものであり、
これらを押さえていれば回答のポイント自体が外れてしまう心配はありません。
◆コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等 の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知)【令和2年5月】
◆学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~【令和2年5月】
◆新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン【令和2年6月】
なお「学びの保障」は他県の筆記試験では早速タイトル名が出題されています。まさに目を通して然るべきということです。
本来今夏試験から、長年続いてきた記述式問題に代わりマークシート式問題に変更される予定でした。
来年の教職教養試験が同じくマークシート式と仮定すると、来夏も「同じ形式の過去問がない」状態で臨むことになります。
もっとも過去問は過去問に過ぎず、また全ての受験生が同じ条件の下に競争するわけであり、いたずらに不安を煽るつもりはありません。
それよりも受験生にとって大きなネックとなるのは、膨大な量の答申、報告、通知を読み、なおかつ試験に出やすい箇所を把握することが求められる点です。
その能力があっても多大な時間と労力が費やされるのではないでしょうか。
また、受験する年の春以降に発表される最新教育時事は大学生の方にとっては教育実習期間と重なることもあり、内容に触れる機会が意外に少ないと聞きます。
学校現場で活躍されている方にとっても、実務に追われ試験に必要な情報を整理するのは簡単ではないと思います。
日々忙しい方には本質的に重要な情報を整理する場として予備校をお勧めします。
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