看護学校受験対策講座
看護師になるには…その魅力とは?
特徴を知って学校を選ぼう!
看護師になるには、高校卒業後、法律で定められた養成施設で3年以上、または、高等学校・高等学校専攻科5年一貫教育の施設で勉強をして、国家試験受験資格を取得し、国家試験に合格して看護師になるのが一般的です。
看護師になるための養成施設には大学・短期大学・専門学校があり、それぞれに特色がありますので、その違いをよく理解したうえで、将来を考え、志望校を選ぶことが望ましいでしょう。
修業年限は4年で、一般大学と同様、学士の学位を得ることができます。大学によっては看護師の他に、保健師・助産師の国家試験受験資格や養護教諭免許状、高等学校の看護教諭免許状などを取得できることもあります。
大学は看護・医療に関する高度な教育を目的としており、看護・医療職の育成にとどまらず、看護・医療の研究、看護・医療学校教員や看護・医療界の指導的人材の育成をも担うため、より体系的・専門的に専門分野を学習できます。
また、他学科を併設している総合大学では、様々な分野の授業を受けることができ、幅広い教養と豊かな社会性を身につけることができるメリットがあります。
一般的にはキャンパスが広く、研究室や図書館などの学習施設から学生食堂などのアメニティ施設まで、充実した環境です。
年間授業料は国公立で50万円前後、私立は100万円前後、入学金・施設費・教材費・各種実習費などが別途必要です。
国公立は大学入試センター試験+2次試験で難易度は比較的高く、私立は2~3科目型やセンター試験利用型などで、試験形態・難易度ともに様々です。
修業年限は3年で、一般の短期大学と同様、短期大学士の学位を得ることができます。カリキュラムは専門学校と大きな違いはありませんが、教養科目は若干多いと言えるでしょう。
また、保健師や助産師の専攻課程を併設している学校では、それぞれの資格取得への道が身近に開けているメリットもあります(ただし、入試があります)。
キャンパスの広さ、研究室、図書室や学生食堂などの施設の充実ぶりは大学に次ぎます。
学校により幅がありますが、年間授業料は50万円前後~100万円前後、入学金・施設費・教材費・各種実習費などが別途必要です。
国公立は大学入試センター試験+2次試験となり、難易度は大学と同様です。大学同様に私立の場合は2~3科目型が多く、センター試験利用を導入している学校もあります。一般入試の難易度は大学と専門学校の中間レベルです。
修業年限はほとんどが3年ですが、なかには看護師・保健師2つの国家試験受験資格を取得できる4年制の専門学校もあります。専門学校では、全授業のおよそ3分の1を実習にあてています。1年生のうちは学内で、2・3年生では病院や保健所などで臨地実習を積み、卒業後、即戦力となる看護師を養成しています。
また、設置主体別に教育方針や教育目標に特色があり、入学=就職先の決定といったケースも少なくありません。
なお、編入学試験を実施しているほとんどの大学で、専門学校修了者も編入学試験を受験することが可能です。また、一定の要件を満たした4年制の専門学校卒業者には「高度専門士」の称号が付与され、大学院受験資格も得ることができます。
一般的に規模は大きくありませんが、目標に集中できる環境です。病院に隣接している場合が多く、医療の世界を身近に感じられます。
年間授業料は10万円前後~50万円前後です(入学金・施設費・教材費・実習費は別途必要)。月3万円前後で奨学金を貸与され、卒業後は関連病院で3~5年間勤務すると返済が免除されるという『奨学金制度』を有する学校もあります。看護専門学校独特のシステムですので、事前に調べておくとよいでしょう。
多くの学校は基礎~標準レベルの出題が中心です。大学や短期大学と比較して学校数が多く、難易度は学校により異なります。人気校は合格点が高くなります。