高校進路ご担当先生・保護者様向け情報
面接官は、面接試験評定表というもので合否を判断します。その評定表の中身=項目は主に以下の4つです。
面接試験は、筆記試験だけではみることのできない「受験生の人間性や内面性、物事の見方・考え方、礼儀・作法・態度・話し方」を判断するために行われます。ここで重要となるのが「自分の発言内容」。つまり、伝わりやすい回答かどうか。今回は「意思が伝わる面接回答・伝わらない面接回答」をテーマとし、評定表でいう「発言力」に着目してお届けします。
〔質問:あなたの長所は何ですか?〕
〔質問:部活動で得た事は何ですか?〕
ここで質問です!!
〔回答①〕と〔回答②〕どちらが伝わる面接回答でしょうか?
伝わる面接回答は・・・“回答①”
ただし、あくまで国家一般職の回答例の場合でして、受験先が警察官や消防官だった場合は、回答②であったとしても、体力面は職種として活かさられる面もあり間違ってはおりません。
条件は同じなのになぜ①の回答が伝わる回答なのか。
それは・・・採用側が求めている人物になりきれているかどうか!!
まず面接回答を考える前にしなければならないことは2つ!
Ⅰ職業研究
Ⅱ自己研究
この2つの準備をするかしないかが伝わる回答と伝わらない回答の分かれ道!!
Aさんの場合・・・
①求められる人物、国家公務員の取り巻く環境を知る
国家公務員では、人事院国家公務員試験採用情報NAVIに掲載されている試験ガイドが最適です。
職業研究の手段としては、官公庁が作成している試験案内パンフレットが最適です。高校生の場合は、これを隅々まで読み理解を深める程度で十分です。また、地方自治体の場合は、広報やホームページが有効ですが、発信される情報が膨大なため、概ねトップページに登場する「知事の部屋」「市長の発言集」など、自治体首長のページより、施策や取組み実績などの概要を知ることも非常に有用です。
自己研究する際に考慮しなければならないのが、聞き手(人事担当者)の視点。
あなたを採用すれば「この仕事で活躍しそうだな」と思わせることができるかが、伝わる面接回答と伝わらない回答の分かれ道です。
「その仕事をするにはどんな人や能力が求められているのか」
=求められる人物像(人事担当者の視点)=自己アピール(自己研究)
つまり、「職業研究あっての自己研究」であり「求められる能力=長所・自己PR(自己研究)」をつくりあげる(イコールで結ぶ)ことが伝わる面接回答をつくるコツ。
面接対策も教養試験対策と同様で、模擬試験(=模擬面接)を受けるだけでは実力アップはできません。前述のとおり、徹底した職業研究から自己分析をすすめ、自分だけのオリジナルなストーリーをつくりあげることが重要です。もちろん、一人では限界があるので、的確な情報をもとに指導が受けられる公務員専門予備校などを利用し、複数の人にチェックしてもらうことが大事です。
東京アカデミーでは、自分自身の想いと考えをしっかり伝えられる“合格できる”面接を徹底指導しています。
【面接指導アウトライン】
面接指導①「全体像を掴む」
⇒最初に全体を掴むことで、主体的に考え、能動的に準備する体裁を整えます。
面接指導②「掘り下げる」
⇒一方的な説明でなく、受講生自らが意思を持って調べられるよう、「働きたい」「貢献したい」と感じさせる指導に重点を置いています。ここで、合格したいと思える仕事が複数見つかります。
面接指導③「表現する」
⇒面接官を納得させる、魅了するような表現豊かで、やる気に満ちた「書類上での表現」「受け答えの様子」が完成します。
※上記は指導のアウトラインです。実際には、たくさんの内部資料、合格した弊社卒業生からのアドバイス、採用担当者を招いての説明、集団での面接練習、個別の面接練習、マナー・身だしなみ指導、人前で発表する練習、動画撮影による表現、発声の指導など、弊社32校それぞれで地域の試験にあったきめ細かい指導を実践しています。オリコン満足度、公務員予備校「面接対策」でNo.1に選ばれたノウハウは、頼ってくださる地域の現役高校生に還元いたします。そして、高校在学中の合格を、東京アカデミーは第一に考えています。
さらに実践練習では、全国各地各種公務員試験の面接試験概要が1冊の冊子になったパーフェクトガイドを使用しています。東京アカデミーでは過去の受験生から自らの受験体験を報告書に残していただいており、その貴重な情報を編集し、次の世代の受講生に受け継いでいるのがこのパーフェクトガイド。全国各地の地方自治体・国家公務員各種機関の面接内容が、この1冊に凝縮されています。長きに渡り公務員試験指導を全国で展開し、受講生からの絶大なる信頼を得ているからこそできる、至宝の情報誌。
このパーフェクトガイドを基にしたAIもまだまだ追いつけない面接指導で、多くの受講生を最終合格へと導いています。
公務員を目指す受験生にとって近年の傾向は知っておきたい情報のはず!!今回の記事では、「意思が伝わる面接回答・伝わらない面接回答」をテーマにお伝えさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?採用側の求めている人材になりきることが伝わりやすい回答をつくるコツです。
東京アカデミーでは、求められる人物像が変化している事を踏まえた面接指導を実施するなど近年の傾向に合わせた様々なサポートを行っております。
次回の記事は、「普段の私生活を磨け!最終合格する人の特徴」を掲載いたします。受験生が一番気になる最終合格者の合格までの私生活をお見せいたします。生徒様へのご指導にお役立て下さい。