東京アカデミー岡山校
公務員試験対策講座(高卒程度)
高卒程度の市役所の職員や警察官、消防官を目指している方のために、公務員の試験内容について詳しく解説します!
試験の内容について理解を深め、適切な試験対策を行っていきましょう!
試験の問題は、高校までに履修してきた社会や理科などからなる一般知識分野と、英語と現代文の長文読解問題、数学の文章問題やパズルのようなものが出題される公務員試験独特の科目である判断推理(課題処理)や数的推理(数的処理)などを含む一般知能分野に大きく分けられます。
総出題科目は一般知能分野から5科目、一般知識分野から15科目の全20科目にわたり、出題範囲も非常に広く独学で勉強するには困難な内容になっています。
問題数は40問~50問で試験時間は110分~120分です。
教養(基礎能力)試験の合格最低基準は、受験する自治体によっても異なりますが、おおむね6~7割が最低合格基準になります。つまり満点を取ることを前提にした試験ではありません。また、教養(基礎能力)試験の特徴として、1つの科目から出題される問題数が統一ではなく、偏りがあるのが教養(基礎能力)試験の大きな特徴です。
そのため、出題の割合が多い科目の勉強に特に力を入れ、効率よく勉強することが合格のカギになります。
一般知能分野は科目数は5科目ですが出題数の約半分を占めており、得点源にすることができれば一気に合格ラインに近づくことができるため、非常に重要とい言えるでしょう。また、一般知識分野は約15科目にも及ぶ非常に広い範囲から出題されますが、その中でも政治・経済・社会の社会科学分野からは試験によって5~9題出題がある上に、時事が含まれるものの出題傾向には偏りがあるので比較的学習しやすく得点源にしやすい科目です。
※上記表のように試験によって出題傾向が異なります。志望先に合わせて勉強科目を選択していきましょう。
このように、ただ試験科目の出題範囲をすべて勉強すれば良いというものでもないので、重要なところを意識して確実に得点できるようにしましょう。
適性試験とは国家一般職(高卒者事務)・税務職員・地方初級公務員(事務系)などの大きな仕事のひとつに文書の記録、集計、照合、分類、整理などがあります。これらの業務を正確に速く行うことができるかという職務的適性をみるために行われる試験です。問題の内容は、①計算、②照合、③置換、④分類、⑤図形把握の5つのパターンがあり、そのうち3パターンが4回ずつ繰り返されるスパイラル形式で出題されます。
問題数は100問~120問、試験時間は10分~15分です。
適性試験の問題内容は教養(基礎能力)試験と比べると、そこまで難しい内容は出題されません。しかし、問題数の多さや、制限時間が10数分しかないため、ぶっつけ本番で挑むと失敗してしまう可能性があります。
この試験の形式に慣れておくと失敗しにくくなるため、数回繰り返して練習しておくことが必要だと言えるでしょう。
適性試験は通常の採点方式ではなく、減点方式という採点方式が採用されています。
減点方式とは、減点方式とは、解答した問題のうち、正解した数から不正解の数が引かれたものが点数になるという方式です。
不正解の数によっては大きく得点が減少してしまうので注意が必要です。
作文試験とは、与えらえた課題に対して、受験者が自分で考え、その考えを自分の言葉で表現し、文章にして読み手に伝える試験です。
試験時間は45分~60分で、指定字数は600字~800字です。
公務員では文章を扱う仕事が多いことから基礎的国語力や論理的な思考力、字の読みやすさなどを判断すると共に、受験生の個性や社会に対する問題意識をみるために行われます。
まず、なぜ作文試験を実施するのか、作文試験からどのような資質を見定めようとしているのか、このような採用者側の意図を知っておくことが対策の近道です。
評価のポイントは大きく分けて下記の4つになります。
①課題に対する内容の整合性(テーマにふさわしい内容か)
②構成力(全体の段落構成や、論旨の展開)
③表現力(表現のわかりやすさや簡潔さ、明瞭さ)
④国語力(用語、漢字や仮名の適切さ)
上記ポイントを踏まえた攻略法がこちらです↓
ポイントを押さえて、文章を考えたり読んだりすることで、合格する作文を作れるようになるまで練習を繰り返していきましょう。
面接(人物)試験とは、筆記試験だけではみることのできない、受験生の協調性、積極性、表現力など、公務員として求められる人物面での適性と能力を検証するために行われています。
この面接(人物)試験の主な実施形態は、受験生1人に対し面接官3~5人で実施される個別面接、受験生5~10人に対し面接官3~5人で実施される集団面接、受験生6~8人でグループを作り与えられたテーマについて制限時間内で自由に討論しグループでの結論を導き出す集団討論です。
個別面接はほとんどの試験で実施されており、中には複数回個別面接が実施されるところもあります。人物重視の採用を行っている自治体は面接を多く行う傾向があります。集団面接、集団討論は、団体の規模が大きくなるほど実施される傾向があります。
面接試験とは面接官との「対話」の場です。前述した公務員として求められる適性と能力を評価するために面接官による質問が行われます。この質問に対し回答ができるように対策していきましょう。
上記に挙げたような質問に対して答えるために、これからの努力はもちろん必要ですが、今までの自分を偽る必要はありません。本当の自分に向き合って、その中で公務員としてふさわしいと思われる自分のプラス面を探していきましょう!そして、上記の注意点を意識して、自分らしく、相手に伝わりやすい表現で回答できるよう練習を繰り返していきましょう!
以上が公務員試験の内容になります。
公務員として働くには、科目数の多い教養(基礎能力)試験のみならず、面接(人物)試験にも対策を行っていかなければなりません。しかし、適切に対策することができていれば合格できる試験であるため、効率よく対策していきましょう!
東京アカデミー岡山校では公務員試験対策の予備校として通学講座を実施しております。
教養(基礎能力)試験対策では、出題数の多い科目に重点を置き効率よく学習ができるカリキュラムで対策を行い、面接(人物)試験では、受験生に合った回答内容を一緒に考えていくと共に、自分らしい表現ができるまで繰り返し練習を行っております。
特に面接(人物)試験対策は、合格された方からもご好評をいただいております。その体験記をコチラに掲載しておりますので併せてご確認ください。