東京アカデミー長野・松本教室
教員採用試験対策講座
※当ページは長野県教育委員会HPを参考に独自の見解を交えて作成しております。
「妊娠及び子育て中の方に対する猶予制度」を拡充しました。
中学校教員選考において、県内中学校で学級担任経験のある講師を対象に適性検査以外の一次選考を免除とする特別選考が新設されました。
学級担任経験のある講師を対象とした特別選考において、二次選考で実施していた適性検査を一次選考で実施し、適性検査会場を増設しました。
小学校・特別支援学校教員選考において、二次選考における実技試験を廃止しました。
高等学校教員選考において、「情報」以外(養護を除く)の教科を受験する方が「情報」の免許を所有している場合、一次選考の専門教科に10点加点します。
一般教養【60点】、専門教科(中美[25点]・技[20点]・家[20点]は実技含む)【100点】、小論文【5段階評価】、集団面接【5段階評価】、適性検査・書類審査【選考の参考とする】
一般教養【30点】、専門教科(保体、音、美、書は実技含む[各60点])【120点】、小論文【5段階評価】、適性検査・書類審査【選考の参考とする】
個人面接(模擬授業含む)、実技(小・特支・中体育、小・特支・中音楽、小・中英語)
個人面接(模擬授業含む)、集団面接、書類審査
※科目内訳は、見解により異なる場合があります。
実施年 |
原理 |
法規 |
国語 |
英語 |
音楽 |
美術 |
保体 |
倫理 |
政経 |
地歴 |
数学 |
理科 |
合計 |
2022 |
4 |
4 |
2 |
2 |
1 |
1 |
0 |
2 |
3 |
1 |
4 |
4 |
28 |
2021 |
5 |
3 |
2 |
2 |
1 |
1 |
0 |
2 |
2 |
2 |
4 |
4 |
28 |
2020 |
4 |
3 |
2 |
2 |
1 |
1 |
1 |
2 |
3 |
1 |
4 |
4 |
28 |
実施年 |
原理 |
法規 |
ご当地 |
国語 |
英語 |
倫理 |
政経 |
地歴 |
国際 |
環境 |
数学 |
理科 |
合計 |
2022 |
1 |
4 |
0 |
5 |
5 |
0 |
1 |
2 |
2 |
0 |
5 |
5 |
30 |
2021 |
4 |
5 |
1 |
10 |
10 |
2 |
1 |
5 |
2 |
2 |
10 |
8 |
60 |
2020 |
5 |
5 |
0 |
10 |
10 |
2 |
1 |
6 |
1 |
2 |
10 |
8 |
60 |
|
|
小学校 |
中学校 |
高校 |
特別支援 |
養護教諭 |
栄養教諭 |
2021年夏
|
採用予定者数 |
225 |
135 |
90 |
55 |
20 |
若干名 |
受験者数(A) |
554 |
543 |
447 |
139 |
133 |
27 |
|
一次合格者数 |
454 |
278 |
250 |
116 |
51 |
8 |
|
最終合格者数(B) |
214 |
132 |
87 |
56 |
23 |
4 |
|
競争率(A/B) |
2.6 |
4.1 |
5.1 |
2.5 |
5.8 |
6.8 |
|
2022年夏
|
採用予定者数 |
225 |
135 |
90 |
55 |
20 |
若干名 |
受験者数(A) |
581 |
577 |
495 |
139 |
152 |
22 |
|
一次合格者数 |
468 |
289 |
247 |
119 |
53 |
9 |
|
最終合格者数(B) |
215 |
135 |
92 |
55 |
24 |
4 |
|
競争率(A/B) |
2.8 |
4.3 |
5.4 |
2.5 |
6.3 |
5.5 |
一般教養重視型で一般教養からの出題は教職教養の2倍以上、全28問。
教育原理は学習指導要領からの出題が定番。小学校学習指導要領、中学校学習指導要領のいずれからの出題も考えられる。ここでは教育時事は教育原理に含めて表記したが、教育時事も毎年1問出題されている。2022年実施試験ではGIGAスクール構想についての問題であった。
教育法規では、学校教育法、教育基本法、学校教育法施行規則、地方公務員法などがよく出題されている。条文の穴埋めや正誤判断などの形式で出題されるため、正しい知識を身に付け長野県以外も含めて過去問題演習を繰り返しておきたい。
一般教養はあまり偏りなく出題範囲が広い。
人文科学では国語、英語に加えて音楽・美術からも出題される。倫理からも毎年出題されている。
社会科学は、日本史・世界史・地理、政治・経済の総合的な問題として出題される。
自然科学は数学4問、理科4問が定番の形。数学では、例年図形問題が出題されている。理科は物理・化学・生物・地学から1問ずつという出題のされ方である。
基本的には広く知識を身につけ、あまり深追いをせずに知識を積み重ねていくのがよいだろう。
長野県では、「5つの選択肢のうち、正しいものがいくつあるか」、という出題形式があるが、正答するには5つの選択肢全てについて正しく正誤判定をしなければならない。「正しいものを選べ」という出題のされ方であれば、正答が分かれば、他の選択肢の正誤が曖昧でも突破できる可能性があるが、この場合はそうではない。日頃から問題に取り組む際は、誤りの選択肢についてもどこが間違っているかも確認しながら学習しておくと良い。
1:5の割合で一般教養の出題が多い、圧倒的な一般教養重視型。2022年夏実施試験から問題数が60問から30問に減少。それに伴い試験時間と配点も半分になった。筆記試験より人物試験を重視する傾向とみる。
教育原理では、前年まで学習指導要領が必出だったが、2022年実施試験では、いじめに関する問題のみ。
教育法規は教育基本法と教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律から出題。
例年、教育時事から出題があったが、2022年試験では出題なし。
ただし、「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」は令和4年4月施行であり新しい。また、いじめ防止対策推進法はインターネットを通したいじめについての第19条からの出題で、生徒指導提要の改訂にも通ずる比較的新しい論点を扱っていると見える。教職教養は出題数が少ないが、新しい教育動向を確認しておきたい。
一般教養は人文科学、社会科学、自然科学から満遍なく出題されるが、義務教育のように音楽・美術からの出題は近年見られない。
人文科学は国語で文学史が頻出。他に言葉の意味を選択する問題が出題されているが、2022年実施試験と2020年実施試験で「シニカル」の意味を問われた。
社会科学では、アルファベットの略称で表される国際的な組織など(例:OPEC、APEC、G8)に関する問いがよく出ている(国際関係として分類)。歴史では人物と関わりのある出来事の組合せ問題が頻出。
自然科学では、数学と理科が5問ずつ出題されるようになった。義務教育と同様に図形の問題は頻出。理科も義務教育と同様に物理・化学・生物・地学から満遍なく出題されている。
全体の問題数は減少したが出題範囲(科目)は広いため、満遍なく知識を身につけ、深追いしすぎずに積み重ねていくのがよいだろう。前年まで出題のあった倫理や環境に関する出題はなかったが、問題数が変更になった初年度の結果のみでは翌年も出題されないかは否かは判断しにくい。また、問題数30問に対して解答時間が30分であるため、学習が進んで来たら解答スピードも意識したい。
2022 | 小学校・中学校・特別支援教育 | 高校 |
字数 | 800字以内 | 600字以内 |
解答時間 | 60分※2021年実施試験 | 45分 |
テーマ | 「子どもをまるごと受け止める教師」について、自分の体験をふまえて、あなたの考えを書きなさい。 | 創 |
評価の観点 |
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小学校・中学校・特別支援学校では、「●●という教師について、自分の経験を踏まえてあなたの考えを書きなさい」といった教師論について述べさせる論題が多い(直近では2022年、2020年、2019年、2018年)。
高校では一貫して抽象題を課す。あくまで、教員採用試験における論文なので、必ず教育課題などと結びつけてテーマを設定してから論述する。
いずれにしてもまず小論文のひな型を確立すること。また、評価の観点にもある通り、表記も重要であるため、誤字・脱字がないよう、また原稿用紙の使い方を順守する。
★評価の観点
小学校・中学校・特別支援学校 | 高校 | |
集団面接 |
※一次試験で実施 意欲・コミュニケーション力、社会性、人間性 |
※二次試験で実施 意欲、人間性、協調性、創造性、社会性、専門性 |
個人面接 |
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模擬授業 | 専門性 (探求的な学びに向けた授業の構想・展開) (児童・生徒、保護者等への適切な対応) |
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